PUKAPUKA life

海外と三茶で生活する三十路の自由人の日常

【Vol.5】アメリカのハリウッドのリムジンパーティでの出来事(3/3話)

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【Vol.5】アメリカのハリウッドのリムジンパーティでの出来事(3/3話)

 

ひととおり吐ききった僕はもはやシラフであった。

 

イベントはまだ終わっていない。このあとはハリウッドのナイトクラブではしゃぐんだ。45ドル分は少なくとも楽しむんだ。そう思って、一旦は自分がリムジンゲロ野郎であることを忘れることにした。

 

同乗のアメリカ人たちもさすが自由の国の住人である。その後は誰も気にした様子もなく普通に絡んでくれる。あるいは敢えて気にしないふりをしていたのかもしれないが。

 

一同はリムジンから降りてナイトクラブの前に来ていた。(クラブの名前は完全に忘れてしまった。)

 

週末だったこともあるとは思うが、エントランスはものすごい混み様だった。入り口から長い行列が伸びていて、むやみに押し入れないようにロープまで引いて入場規制をしている。

 

なんだこの人だかりは…。こんなに混んでて入れるのかよ…。一緒にいたアメリカ人がエントランスのスタッフに何やら聞きに行って戻ってきた。

 

「どうやら今夜はパリス・ヒルトンが来るってことでみんな駆けつけてるみたいだよ!入場規制で今は男女カップルしか入れないらしい!」

 

 

パリス・ヒルトン見てみたい!とテンションが上がる一方で、この状況で僕らが男女カップルで入るって無理ゲーじゃね?って気づいた。だって横にいるのザリガニさんだし。その前にここハリウッドだし。

 

 

どうしたらよいか考えているうちに、一緒にリムジンで来た仲間たち(と思ってた)が話合わせて次々に男女セットになってエントランスに消えていった。そ、その手があったか!と思ったのもつかの間・・

 

 

 

僕とザリガニさんだけ残った。

 

 

 

僕・ザ「そんな…なんて薄情な…。」

 

 

まぁ仕方ないか。僕リムジンゲロ野郎だし。そりゃそうなるよね。ザリガニさん、僕のせいでごめん。

 

 

でも、まてよ。このリムジンパーティーを斡旋者してるあのチビアメリカンは確かこのクラブに顔が利くって言ってたな。彼の名前を出してみよう。僕はスタッフに交渉しに行った。

 

僕「エクスキューズミー。僕らはクリスという人から入れるって聞いて来てるんだけど…。」

 

スタッフ「クリス誰?男ふたりじゃ入れないよ。」

 

 

 

帰ることにした。

 

 

・ 

 

リムジンで小一時間移動したのでえらく遠くに来たと思っていたが、実際は例のナイトクラブから出発したホステルまでは距離にして200mもなかった。リムジンはただホステルの周りをぐるぐる回ってただけだった。そんなアホみたいなリムジンに乗ってたかと思うと恥ずかしくなった。

 

 

ホステルのロビーへ戻ると、パーティー斡旋者クリスにバッタリ会った。

 

ク:「ヘイ、ガイズ!パーティーはどうだったかな?」

 

こちらがどんな目にあったのかも知らず、相変わらずの調子ぶりで聞いてきた。

 

僕「クラブ前まで行って入れなくて帰ったきたんだよ。よくもクラブに顔が利くだなんて言えたねキミは。」

 

ク:「え?なんだって?そんなハズはないよ!入れるよ!」

 

僕:「いや、入れなかったんだよ実際。」

 

ク:「絶対入れるって!マジだって!俺が一緒に言ってやるから、もう一度行こう!」

 

 

勢いがウゼェ…。

 

 

でもせっかくならヒルトンも見てみたいし、クリスもここまで言ってるし、もう一回トライするか。僕らは彼に連れられて先ほどのクラブまで再び向かった。

 

 

クラブ前は相変わらずごった返していた。クリスがロープの前線へ勇み足で向かい、何やら大声でスタッフとやりとりを交わして戻ってきた。

 

 

ク:「ごめん。無理だった。。」

 

 

僕・ザ:「うん。もういいよ。」

 

 

いるよねこういう人。日本にも。

これ以上つっこむのもかわいそうだし、ここまでは少なくともやってくれたので。

 

ま、僕もリムジンゲロ野郎だしね。

 

 

こうして僕らのリムジンパーティーナイトは中途半端な形で終了した。時刻はまだ21時にもなっていなかった。

 

 クリスに礼を言って別れた。とはいえもう酔いも覚めてしまっていたので、帰り際にそこいらのバーで一杯飲んでいくことにした。

 

 

 リムジンパーティーの話はここで終わり。

 

 

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